今年は暖冬という事で、園内のイチョウがようやく黄色に色づき始めました。
さて今回は園内で撮れたちょっと「不思議」な写真をご紹介したいと思います。
こちらがその写真です。
大きな松ぼっくりの写真です。
「松ぼっくりは分かるけど、なんで誕生日?実験??」と我々大人は思ってしまいますよね?
ここに至るまでの経緯はこうです。
ある子が大きな松ぼっくりをお家から持ってきました。
クラスで「この松ぼっくりどうする?」と話していると、別の子が「水につけて傘が閉じるのが見たい!」と。そこでバケツに水を張り、松ぼっくりをそこへ漬けておいたそうです。
「いつ小さくなるんだろ?」とじっと見ている子どもたち。
そして翌朝来てみると…….. 確かに小さくなっている!
姿形が変わった松ぼっくりを見て、「今日がこの子の誕生日だね!」「他のクラスの子にも紹介しよう!」
と、こんなストーリーでこのような一枚となりました。
コミュニケーション力、積極性、科学への興味、想像力。
友達と話し合う中で生まれたこの体験から、いろいろな「育ちの種」が生まれています。
大人にとっては単なる『遊び』。
しかし誰に言われるわけでもなく発展していく子どもたちの『遊び』は、大人が考えている以上に子どもたちにとって大切な学びの場です。
いつかその種が花を咲かせる時が待ち遠しいですね。